え~っと、久しぶりのへらネタです(笑)
最近、実家のほうに東京から釣りの大好きな親戚のおじさんが帰郷している。
おじさんと自分は呼んでいるのだが、家族構成上、父の叔父にあたる人なので決して叔父では無いが子供の頃から
「おじさん」
と呼んでいる。
そのおじさんが実家に帰郷した時は必ず北潟湖でへら釣りをする。
むしろそれが目的で福井に帰って来ていると行っても過言では無いくらい、北潟湖でのへら釣りを愛して止まない。
そして釣りを愛して止まない。
おじさんと話を聞いていると釣りへの情熱がひしひしと伝わってくる(笑)
おじさんが釣り好きなら祖父も釣り好き、父、実の叔父さんも釣りが好きなところから自分が釣り好きなのも遺伝と言えよう(笑)
そんなおじさんが面白い物を見せてくれた。
自家製ののべ竿と餌箱
竿は実家の後ろの竹藪からとった竹を使い2年掛かりで作ったと言う。
なんて古風な(笑)
その竿で30センチ程のニゴイを掛けているのを見たが、結構良いベンディングカーブを描いていた。
正にGoodJobだ。
まぁそんな前振りはどうでもいいのですが久しぶりにそんなおじさんと近くの北潟湖へとへら釣りに行く事になった。
仕事終わりから暗くなるまでの間、一番美味しい時間帯。
湖に着くとおじさんと同じ歳くらいだろう、ベテランへら師っぽい雰囲気をかもし出してるへら師が二人、先に長座を構えていた。
挨拶を交わして近くに長座を構えさせてもらう。
久しぶりののべ竿にへら仕掛け、
わくわくする~(*^^*)
練り餌を作り、釣り開始!
浮きを見ているだけでも楽しい♪
タナを吟味しながら湖面に直立する浮きに全神経を集中させていると近くのベテランへら師達が何やら話をしている。
へら師A
「この前ここで43センチのへらあげたんにゃって」
へら師B
「うらぁ(俺は)、三方で47センチっての上げたざ」
…ここの実績の話をしているのか?
それとも自己ベストの話をしているのか?
へら師A
「三方やったこの前48センチの上がったざ」
へら師B
「ふ~ん…」
とかなんとか…
浮きに集中できません(爆)
静かな湖の畔でへら釣り独特の静まりかえった雰囲気の中、妙に二人の会話が耳につくのであった(笑)
しかしいくつになってもそんな釣り師でいれるのって素敵な事だと思った。
二人とも心の中は釣りが大好きな少年のままなのだろう。
そんな中へら師Aだけが良い型のへらぶなを連発している。
なんだかんだ言っててもチャッカリ釣りに集中してるんだな…(笑)
遠目でちらっと棚を盗み見して目測で合わせてみたが自分の浮きは微動だにしない(^_^;)
数分後、餌が効いてきたのかおじさんにアタリが出るようになるとあっと言う間に釣り上げてしまった。
そして連発。
流石だ。
焦る気持ちを抑えて浮きに集中する。
すると小刻みに上下に浮きが揺れ出す。
一気に集中力と興奮が増すのを感じる。
次の瞬間、抑えこむようにして浮きが水中に引き込まれた。
ビシッ!!っとアワセた瞬間竿が気持ち良く弧を描く。
手ごたえからして良型では無いが竿の曲がりを堪能する。
これこれ、これですよ♪
なんとか一匹釣り上げる事ができたが後が続かない。
しかし連発するおじさんにご指導頂き、自分なりに試行錯誤して数匹を追加する事が出来た。
そしてあっと言う間に帰宅時間になってしまった。
たぶんおじさんは自分の2、3倍釣っていたと思う(笑)
本当…奥深いです。
釣果はさて置き、短時間ながら静寂で充実した時間を過ごす事ができた。
たまにへら釣りも楽しい。
夏になったらまたチャレンジしてみようかな。