川から海へ~海編~

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2013年07月24日 12:53

続きです。


リバーシーバスを終えてから一路南へ。


1時間程車を走らせ、メバルダービーで知り合ったダイさんと御一緒させて頂く事に。


ダービー2位の実力者であり、アーティストであり、美食家であり料理人であるダイさん。


内心、彼のライフスタイルも釣りのスタイルも興味津々であった。


そんなダイさんといつか一緒させて頂きたいと思っていた最中、嬉しくもお声掛けして頂き、ダイさんのホームグラウンドを案内して頂く事になった。


もう既に終盤を迎えているであろうメバルを狙うという事で、とあるPでダイさんと落ち合う。


川の後という事で時刻はとうに日を跨ぎ、深夜1時を過ぎていた。


自分が到着する前に打たれていたダイさんに状況を伺うと渋いながらも良型のメバルを獲られていた。


自分も久しぶりにメバルが釣りたい!


早速用意をすませて磯にエントリーする。


やはり、ダイさんのホームと言うだけあって釣れそうな雰囲気満点。


狙い目であるピンやボトムの形状、潮の向きからのヒットパターン等を細かく教えて頂く。


海況は程良いウネリもあっていい感じなのだが…アタリ、さっぱりありません。


やっとアタったかと思いきやガッシー。


そんな中、ダイさんはポツポツとメバルのバイトを拾っていく。


素晴らしい!!


自分は相変わらずガシラバイトのみ(^_^;)


しばらくダイさんの釣りを後ろで眺めてみるが…やっばり暗闇ではどんな釣りをしているか掴めない。


しばらく移動しながら打って行き、とある箇所にたどり着いた。


メバル、シーバス共に魚影が色濃い箇所。


「あの岩とあの岩の間についてるんですよ」


と告げられ、そこにフロートリグを通す事数投目


「ココッ!」


小さいアタリ!


フッキングした瞬間ドラグが鳴る。


メバルか!?


っと思った瞬間



「ガバガバ~!」


海でもシーバスかい!(笑)


足元の岩に巻かれないようゴリ巻き!


あたふたしながら ファイトしているとダイさんが近寄って来てくれてランディングしてくれると言う。


しかしウネリのせいでなかなかタイミングが合わない。


それでもダイさん、潮を被りながらも無事ランディングに成功!!




(カメラを車に忘れて事後撮影)


しっかり掴んだシーバスを受け渡され、ダイさんにお礼を伝える。


レクチャー通り、ダイさんに釣らせて頂いた魚だけどちゃんと結果を出せて良かった。


川のシーバスとは違い少し黒っぽい。



計測して頂くと62センチ。



食べごろだそうだ。



すると


「あらいにして食べてみる?」


と提案された。


この時期の海のシーバス、実はとても美味らしく、ダ゙イさんが振舞ってくれると言う。


料亭でも開ける程、料理の腕が立つダイさんに今釣った魚を料理して頂くなんて願ってもいない事だ。


早々に釣りを切り上げ、ダイさん宅へ向かう事に(笑)


素材にとことん拘るダイさん。


初めて魚の神経締めを目の当たりにした。


この神経締めが肝心らしく身の柔らかさが全然違うとか。


魚は美味しく食べてあげる事で成仏してくれるという考え…共感した 。


後料理に至るまでの手際の良さと言いスピードといい、極めている感じ。



ダイさんが作ってくれた







「スズキのあらい」


そして身が盛り付けてある器もアーティストでもあるダイさんの作品だ。


醤油に柚を絞って目の前でおろして頂いた生の山葵を身にくるみ口に頬張る。


もちろん、美味く無い訳が無い!!


格別!!


自分が釣った魚とダイさんの作品が、見事にコラボレーションしているように感じ、なんとも言えない幸福感が込み上げて来た。


ダイさんが釣ったメバルも刺身で御馳走になった。


やっぱりメバルも美味い。


白身が合う、シャンパーニュまで頂き、ほろ酔いの中大好きな釣り談義に花が咲く。


メバルは釣れなかったけれど、朝までとても贅沢で素敵な時間を堪能する事が出来た。


ダイさん、ありがとうございました。















































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