先日、釣友、goldさんと御一緒させて頂いた。
毎年、川でコンスタントに実績を上げているgoldさん。
そんな彼から
「シーバス行かない?」
と誘って頂き、自分は未だ80センチ越えのシーバス、いわばランカーを釣った事が無く、今年は真剣に狙ってやろうと考えていたそんな中、ここぞとばかりに
「ガチでランカー、釣らせて下さい!」
とガイドをお願いしてみた。
が、しかしその日、自分が釣るはずだったランカーシーバスを案内して頂いたPでgoldさんに釣り上げられてしまう。
彼が釣ったその魚は優に80センチを軽く超え90センチにあとわずか届かずという、正に自分が喉から手が出るほど捕りたかったその魚。
完璧なランカーシーバスであった。
せっかく良い所に案内して頂いた上に絶好のチャンスを掴む事が出来なかった自分の腕や運の無さに、憤りを感じる程情けなくなった。
「やりましたね~!!おめでとうございます!」
とgoldさんに声をかけはしたのだが、正直、悔しさで胸の中が溢れかえっていた。
そしてこの悔しさから自分の中で闘志がメラメラと湧き上がって行くのを感じた。
ぜっっってーにランカー獲ったる…(`´)
そして別の日
先日、あっさりと83センチのランカーを捕ったキム師と九頭竜へ行く約束をしていた。
キム師は少しだけ遅くなると言う事でマズメ狙いで一人抜け駆けを試みた(笑)
太い流れが湾曲した所に分流がぶつかるP。
ここに付いていれば一発やろうと分流がぶつかって淀んでいるピンにSLシャイナーを放り込むと狙い通り一発!
「バシャバシャ~」
っとドハデなエラ洗いを見せてくれたこやつ。
狙い通りのライン、明るい内に出てくれたという事でなんとも言えない爽快感(笑)
サイズは67センチ
幸先が良い。
その後連発を期待したが不発。
そしてあっと言う間に夕刻を迎えキム師と合流。
この前の悔しさもあって
「今日は僕が釣らせてもらいます!」
とキム師に宣言し、とあるPへ。
二人共この釣りでは初めてのP。
いい~感じで瀬が作り出すヨレが連なっている。
これは出るやろ!
って言う雰囲気。
キム師がリグってる間に一番信頼の置けるSLシャイナーをアップクロスにキャストさせて瀬を直撃させ、ドリフトさせながらヨレの中を通すと一発で
「ドン!」
掛けた瞬間ドラグが一気に引きずり出される!
止まったかと思いきやまた出される。
「デカイかもしれません!」
と呟くとキム師が隣で
「おぉ!いいね!頑張れ~」
と応援してくれる。
なんとも心地が良い。
必死で抵抗する魚をどうにか寄せると引きの割には小さめなシルエット。
あれ…?
スレ掛かりやん(^^;
だからそんなに引いたんか
65くらいかな。
サイズはさておき、流れを見方に付けて必死の抵抗を見せてくれた元気いっぱいの個体だった。
キム師がリグってる間の頂きフィッシュではあったが…大人気無くてすみませんm(__)m(笑)
そして自分が写真を撮っていると
「バシュッ!!」
と大きな補食音が聞こえた。
と同時にキム師が
「うわぁ~出た~!」
と叫んだ。
何やらビッグベイトを表層引きしてて弾かれたみたい(◎-◎;)
キムさん、ここでビッグベイト投げるって…流石やね(笑)
その後にフォローでミノーを投入したが沈黙…。
う~ん…移動ですね。
って事で続いて先日78が出たPへ移動。
ここも瀬柄みな故、瀬頭から探っていき、瀬尻とそのヨレを一流ししたが反応が無い。
キム師は1バイトあったがノせられなかったみたでしつこく瀬を打っている。
なので自分は下のヒラキを打ってみると
「ゴン!」
っと竿を引っ手繰られるが今度は引きが今一…。
サイズは60センチあるか無いか程だろう。
その後は二人共何も無くタイムアップ!!
この日もランカーなんてそう簡単に出るはずもなく70upすら出なかった。
贅沢かもしれないが個人的に不完全燃焼もいいとこだった…。
ランカーを出したい…。
そして次の日
やっぱりどうしても納得がいかない胸のもやもやを晴らすべく再び九頭竜へと足を運んだ。
連続釣行という事もあって夕マズメ~2時間勝負と決めてとあるPへ。
新規開拓もあって前から気になっていた箇所へ入った。
流れが凝縮された激流が瀬に当ってからだんだん川幅が広まり流れも少しずつ下流に行くにつれて緩くなっていくような印象のP。
こんな激流に魚なんて着くんか…?
と半信半疑の中、いつもの如くSLシャイナーを激流に放り込んでみた。
10投程しただろうか…激流の中にはついていない感じ。
激流が瀬に当る所の両脇の反転流を打ってみるがここも反応が無い。
下流のヒラキを刻みながら釣り下って見る。
やっぱり着いてないんかな…と半分諦めかけた。
が、その時は突然訪れた。
リーリングする感覚から、ルアーが流れの強い流芯から淀みへ抜けたと思われる
「フワッ」
と軽くなる瞬間
「コン!」
と吸い込みバイト的な感覚が竿先に伝わる。
瞬間的に違和感を感じ、フッキングした瞬間。
「ウィ、ウィ、ウィ~ン♪」
と一気にラインが引きづり出される。
一瞬でこれはデカイと悟った。
ラインと竿先との角度はダウン方向一直線。
止まってくれ…
8秒程だろうか…ドラグは勢い良く断続的に唸り続けたが魚は流れが比較的弱まった箇所で止まってくれた様子。
慌てず、無理をせずを心の中で何回も自分に言い聞かせてポンピンクを開始。
こっからが勝負だった。
ある程度寄せては流れに乗られて出されを3、4回繰りかえす。
まだ行くんかおまえは(ー_ー)!!
って言いたくなるくらタフな相手。
エラ洗いの水面を叩く音も
「バシャバシャ~」
じゃなくて
「ドバドバ~」
なのね(^_^;)
時間的に5分程あっただろうか…
ようやく足元まで寄せる事にが出来、すごく長かったように感じた格闘にも終わりの兆しを見せた。
足元で最後の力で逃げ延びようとする魚体を見るとやはり頭のデカさがハンパ無い。
そして無事にランディングに成功。
やっと獲った~!!(~o~)
サクラマスを釣った時もそうだったのだが…
横たわるその巨大な魚を見て、今までの苦労をも凌駕する美しさと力強さをその魚から体全体で感じた。
計測してみると…手の震えが暫く止まらなかった。
89センチ
本当、諦めなくて良かった…。
信じてSL投げ倒して良かった~(笑)
人生初のランカーシーバス捕獲に成功しました!!
しかし神様あと1センチくらいくれてもいいのに…(笑)
震える手を抑え、キム師にランカー捕獲の報告を入れると写真を撮りに来てくれると言う。
そして写真を撮って頂いた後、ガッチリとキム師と握手を交わした。
なんとも言えない幸福な一時。
キムさん、わざわざ写真取りに来てくれてありがとうございました。
ここで帰宅時間を大幅に超えている事に気付き急いで帰路に着いた。
そんな記念すべき週末の出来事でした。
本当、諦めたらあかんのやな…ってつくづく思った。
だってその後すぐキム師が
また84センチのランカー釣ってるしね!!
釣る人はサックリ釣ってしまうんですね。
キムさんありえませんて~(笑)
TACKLE DATE
ROD : YAMAGA Blanks Ballistick 85/12
REAL : SHIMANO EXSENCECI4+ C3000HGM
LINE : YGKYOZ ‐AMI G‐soul WX8 PE01.0 + VARIVAS SEABASS SHOCKLEADER FC 16lb
LURE:DAIWA SL SHINER SL10F‐G or R40+F-G or R50