今シーズンのサクラマスが始まる前、自分の中で漠然とした目標を立てていた。
一つは去年、達成する事が出来なかった60UPを獲る事。
もう一つは如月の九頭竜鱒を獲る事。
すなわち2月中に釣り上げるという事。
それとシーズン中3本以上獲るという事。
いずれも運が味方しない限りそう簡単にうまく行かない事は、端から分かっているつもりだけど…
解禁日初日に魚からのコンタクトがあり、翌日に同じ箇所でランディング寸前にバラすという大失態をしてしまい、それに前回の釣行5回目で実は全く同じ場所でサクラマスがルアーにチェイスして来たのを確認している。
チャンスこそあったものの未だ手にできていない。
どうしてもそこに付いているであろうやつに口を使わせたい。
そんなんで熱が入らない訳も無く…(笑)
迎えた釣行6回目
週末が土日とも仕事という事で午前中だけ時間が空いたので代休を頂き、早起きしていつものPへ向かった。
いつもなら先行者の車が何台か先に駐車スペースに停めてあるのだが、平日という事もあってか最初に入れる事に。
シメシメ…(笑)
大小、いくつかの瀬が連なるこのエリア、なるべく上の瀬まで歩いて探りながら釣り下っていく作戦。
ゆっくりと準備をし、夜明けとともにキャスト開始。
天候は曇り時々雪の予報。
ローライトという事で明るめのカラーのMDをチョイスした。
瀬頭、瀬尻、ヒラキ、そしてまた瀬頭とじっくりルアーを見せるようにイメージしながら1キャストごとに一歩づつ下って行く。
何度か同じ箇所に通った事で、ボトムの形状や根掛かりする恐れのある所、ストラクチャーが沈んでいる箇所を身を持って把握出来るようなり(3個もlostしてるからねw)、要所要所で潜行レンジの異なるルアーに換えながらレンジを合わせていく。
そして核心部である瀬頭のブレイク付近に差し掛かり、一気に集中力を高める。
クロスにキャストし、ラインを張ったままドリフトさせ、核心部でルアーがUターンするようリーリングを調整。
ブレイクを舐めるように立ち位置とリーリングのスピードを変えながらルアーがトレースしてくる角度を一投一投変えていく。
その数投目、リップの角度を変えるようなイメージで強めのトゥイッチを織り交ぜながらルアーをUターンさせ、ダウンの角度から回収しようと水中のルアーを確認すると後ろから黒い影が!!
立ち位置から3m程の所で影がミノーを急襲し、ギラッ!っと反転。
水中が一瞬だけ銀色になった瞬間、ドラグが一気に滑り出す。
魚はルアーを加えたまま流芯へとダッシュ!
気が動転しながらもなんとか激しいダッシュに持ちこたえ、慎重に時間を掛けながら駆け引きをする。
何度か突っ込まれながらもようやくランディング体勢に入るとサクラマスが最後の抵抗と言わんばかりにローリング(゜レ゜)
間髪入れずにネットで掬い上げ、無事ランディング成功。
この顔この顔。
「おぉっしゃぁぁぁぁ!」
と初のサクラマスを釣った時同様、河原で一人歓喜の雄叫びを上げてしまった。
興奮しすぎて過呼吸になるかと思ったわ(笑)
3度目、いや4度目の正直か…
根性で如月の九頭竜鱒、獲ったりました!!
横たわる銀色の魚に見とれながらしばしいろんな思いが頭をよぎっていた。
悔しい思いをした時の事や応援の言葉を掛けてくれた家族や友人の事。
しばらく余韻に浸って
越前FCへ検量をお願いしに行くと
検量中の石○さんをパシャリ。
サイズはまさかまさかの60UP!
幸運にも、一気に目標を達成してしまった。
神様ありがとう~m(__)m
まだまだ始まったばかりの九頭竜川のサクラマス、また次があるかは分かりませんが時間を見つけては通って見みようと思います。
自然に、そして応援して下った皆さんに感謝、感謝です。
※lost…3
TACKLE DATE
ROD : ITO.KRAFT EXC820MX
REAL : SHIMANO vanquishC3000HG
LINE : YGK YOZ ‐AMI G‐soul WX8 PE0.8 + VARIVAS SEABASS SHOCKLEADER FC 16lb
LURE:SMITH CHERRY BLOOD MDS90