気付けば、もう早4月ですね~。
最近はサクラマス解禁当初と比べるとグ~ンと暖かくなってもうすっかり春なんだなと感じる事が多くなった。
樹木の花粉の飛散と桜の開花情報はもちろんの事、
釣行時に河原歩いて移動しているとうっすら汗ばんでしまうのに気が付いたり、
命が無くなった様に茶色く枯れていた野草だったのが野草の下から緑色に色ずいた新葉や筑紫、蕗の薹などが顔を出してるのに目がいったり、
鶯の
「ホー、ホケキョッ♪」
という鳴き声にふと気付いてなんだか癒されたり(笑)
もうすっかり春です。
しかし季節とは相対し、未だに自分には咲かないサクラに焦っていた自分が居ました。
今年から真剣に狙ってみようと決めたサクラマス。
ぶっちゃけサクラマスなんてすぐ釣れるだろうと思ってました…
しかし自分が考えていたように甘くは無く、結果が出ないまま、釣行8回目辺りから心が折れだし、
越前FCのサクラマス情報を見て、なんで釣る人は何本も釣ってるのに俺には釣れんのやろ…!?とか
ルアーをロストしてばかりでアタリすらさっぱり無いし本当に俺に釣れるんかな…?とか
横の人に釣れて自分に釣れんて何が違うんや…?とか
出ない結果に頭の中は?マークと悔しさと不安と挫折感でいっぱいになっていた。
ボウズ釣行が習慣になってきたのと同時に、ある人に釣行後の泣きの電話を入れるのも習慣になっていた(笑)
自分がサクラマスを釣ってみたいと思ったのも彼の影響であり、
サクラマス釣りのノウハウ、素晴らしさを自分に教えてくれた人。
いわば師匠である。
彼に縋るしか無かった。
自分
「キムさ~ん、今日もダメでしたわ~m(__)m
自分の何がだめなんですかね!?
心折れましたわ~」
キム師
「ダメで当たり前。
近くの人に釣れてるって事は84君のP選択は正しいんやで後は運やって~
その内絶対釣れるわ!!
今からやで今から~、それなのに心折れてどうすんにゃって~!!
サクラマスは絶対いるんやでがんばりましょう(^^)/」
とキム師の福井弁まじりの穏やかで優しさに溢れたオブラートの様な言葉に折れかけの心を繋ぎ止められ
ここで諦めたら負けや!!
と自分に言い聞かす日々が続いていた。
3月27日
平日が休日のキム師との釣行。
この日は11時から金沢での仕事が決まっていた為、タイムリミットは10時まで。
前日の釣果情報からこの辺りにもいるだろうといつものPを打つ事にした。
がしかし、この日もタイムリミットぎりぎりまで打ったがサクラマスからの反応は無かった。
唯一反応があったのはこやつ
お腹空いてたんやろな(笑)
久々の生命感に癒されはしたがやはりサクラマスであって欲しかった。
う~ん、やっぱり釣れん…
3月29日
仕事の予定が4月から激務になるのが確定した為、比較的人が少ない平日を選んで休みを頂いた。
すなわち4月からは間違い無く出撃回数が減る。
最後のチャンスになるだろうと感じた。
ここで出せなければたぶん今年は釣れないだろうとも覚悟した。
P選択にもう迷いは無かった。
いつものJR橋脚下流~天池橋上流付近。
ここら一帯で一日中竿を振り抜いてやろうと決めた。
朝一、日の出と同時に川際に立つ。
まずは夜の内に動いた個体が瀬に着いているかもしれないと予想し、瀬頭から釣り下りながら探っていく。
朝一という事でシャローから徐々に深場を探るようにスピアヘッドをトレースする。
が
瀬頭、瀬尻付近を念入りに打ったが、期待とは裏腹にいつもの如く反応無し。
釣り下って2つ目の瀬も念入りに探るが反応無し。
瀬が絡むピンを流し終わり、流れが弱まってよどむ箇所を探る。
レンジバイブで10投程づつ探りながら下ってくが、何も反応が無いまま天池橋の上流まで来てしまった。
最初に入った箇所からこの天池橋上流の折り返しの地点まで800m程あるだろうか…
一流ししてみて
魚がそこに居ないのか…
それとも魚が居てもルアーに反応しないだけなのか…
そんな事を考えながら再び朝一に打った瀬に戻る。
今日は何が何でも時間いっぱいここで振り抜こうと決めたんだ。
何回でも釣れるまで流し続けてやろうじゃないの!(笑)
そしてまたも何も起こらないまま瀬絡みの箇所を通り越し、天池橋の少し上の箇所までたどり着いてまった。
本日2回目の巡礼だ(笑)
ここにきて、時刻はもうすぐ正午になろうとしていた。
12時になったら飯にしようと決めて天池橋の上流の折り返し地点のPに入る。
ここで釣れなくても午後から再び上流の瀬絡みの箇所からここまで釣り下るのを繰り返すつもりだった。
一流し目の時は比較的水深がある箇所のためバイブで早めに探っていたのでこの時はMDタイプのミノーでじっくり探ってやろうと考えた。
シュガー2/3 ディープSGのゴールドグリーン
ここの箇所は立ち位置から1mほど流芯側へ行った所から始まるブレイク沿いに魚は遡上するだろうとイメージしていた。
そしてこの2/3ディープでは余程の渇水状態で無い限りボトムにコンタクトする事は無い。
少しでもコンタクトする箇所があれば、そこがブレイクラインである。
そのブレイクラインをアップ~ダウンにキャストしていって川を刻むように探っていこうと考えた。
ちょうどクロスにキャストした数投目、
いつもトゥイッチ、若しくはジャーキングを織り交ぜてルアーをトレースしていたがその時はただ巻きだった。
ただリーリングスピードに変化を付ける程度の意識はしていた。
着水と同時に糸フケを取り、リップに水流が当たる抵抗感とルアーがブリブリと動く感覚を感じつつリーリングし、流芯付近でルアーがU字にターンしようとするところで早めに3回転程ハンドルを回した。
そして元のスピードに戻してリーリングを続けると
「ガツッ!」
とボトムに擦った時の様な感覚がティップに伝わる。
瞬間的に違和感を感じる。
そのままリーリングし続けると再び
「ガツッ!」
ラインの角度から明らかにブレイクライン上では無い事からもしかして…
っと思った瞬間
「ガツン!」
と引っ手繰られるようなバイト!
反射的にフッキングをかましてファイトが始まる。
魚は流れを味方にして下流へ走り出しドラグが鳴る。
明らかにニゴイやウグイとは次元が違う引き。
とうとうやったか…
心臓が張り裂けそうになりながら魚が勢いを落としたの見計らってポンピングで寄せる。
すると水面がバシャっと割れた瞬間、銀色の魚体を目の当たりにし、それがサクラマスだと確信した。
ゆっくりと手前に寄せて背中のネットを左手に持ち、ランディング体勢に入るが焦りすぎて魚との距離感を間違える(笑)
失敗する事3回、ようやくネットイン!!
とうとう…
とうとう獲った~!!(≧∇≦)
この顔…
ネットの中で横たわるサクラマスの姿に見とれながらしばらく今までの道のりを振り返った。
なんて感動的なんだ…
サクラマスは特別だと言う理由がやっと分かった。
今までの苦労をも凌駕する力強さと美しさがこの魚にはあると感じた。
47.6センチと引きの割には小さいけど人生初のサクラマス、
幸運ながらようやく獲る事が出来ました。
セルフでガッツポーズ(笑)
写真を撮った後すぐに一番近くで応援してくれたキム師に報告の連絡をした。
キム師は自分の事の様に喜んでくれていた。
あぁ…泣けてくるわ(笑)
その後早めに切り上げ、team親方の方々が祝勝会をして下さるというので釣ったサクラマスを持ってキム師宅へ。
team親方の板長ことハジメさんに裁いてもらう
初めて食べたサクラマスの味は想像を超えていた。
とてつも無く美味なサクラマスの身は特別な時間をも自分に与えてくれた。
幸せな時間は深夜まで続いた。
正にサクラマスは特別な魚だ。
やっと一本出てくれて楽になったので、次はサイズアップを謀れたらいいなと思います。
応援して下さった皆様、
本当に、本当にありがとうございました。